お客様の声

CASE 01

「天気の良い日は、散歩することが楽しい」と、元気いっぱいになられたSさん(92歳・独り暮らし)
お客様の声
もともと健康には自信があったが、肺炎で入院、1ヶ月ベッド上で安静状態が続いた。肺炎は治癒できたが下肢筋力がすっかり低下し歩行困難になってしまった。一人暮らしなので歩けないと生活がかなり困難になるのでリハビリ専門の病院に転院し、2ヶ月間毎日リハビリを頑張った。本人の気力とリハビリ効果で歩行できるようになった。
退院に向けて病院スタッフとケアマネジャー、介護サービス事業者とSさんの在宅生活を支える為の打ち合わせ開始。自宅でPT指導の下生活動線の環境整備を検討する。手すりの設置や必要な福祉用具の選定。日常生活のフォローはヘルパーが毎日ケアする。外出する機会とリハビリ継続の為デイサービス利用する。退院日までに住宅改修を完成させる手配、サービス利用時間、曜日、ケア内容などご本人の希望をお聞きしながら細部まで打ち合わせを重ねていく。そして退院の日を迎えます。在宅生活スタート!ヘルパー利用とデイサービスでのリハビリ継続で退院後7ヶ月経過し一人で散歩できるまで回復されました。身体状態も体力測定結果も良好です。

CASE 02

「家で最期まで」とKさんのご意向通り、在宅で看取りとなりました。(97歳)
お客様の声
平成24年末の26日、総合病院のMSWから電話で「28日には退院する患者さんがいるので介護の相談に乗ってもらいたい」と急ぎ病院に行き、本人、家族と話し合いしました。ご家族と同居なので生活面は心配なし。介護サービス調整も無かった。年明けにポータブルトイレ購入と歩行器レンタルを開始。1ヶ月後身体状態も落ち着きデイケアを週2日利用することとなる。家の中は歩ける。その後も4年間、入院も寝込むこともなく過ごせていた。96歳のある日突然「椅子から立ち上がれなくなった。体を支えても全く歩けなくなった」と家族から連絡が入った。
急ぎ、訪問すると本人は「転んでもないのに、歩けなくなって足がダメになったよ。でも痛い所はない。」と元気に話していた。この状態が2ヶ月位続き、今度は「起き上がれないよ」と終日ベッド上の生活となった。1日3回のヘルパーによる身体介護、訪問診療の医師、訪問看護、訪問入浴、福祉用具貸与サービス利用となった。寝たきりになったKさんだが、会話は良好で自分の意思を「家で最期まで居たいので先生、一つ宜しくお願いします」と伝えた。Kさんの意向を汲み取り医療とケアチームで連携していく。約11ヶ月間状態は安定していたが徐々にレベル低下し、水を飲みこむことも出来なくなった。話しかけると少し反応があり声は聞こえている。最期の時が近づいて、家族全員に看取られ静かに息を引き取りました。医師が死亡を確認。
訪問看護師がお体をきれいにして、衣服も着替えさせてくれます。
安らかなお顔のKさんと対面し、私は合掌、心の中で“感謝とさようなら”を唱えます。
ご家族に深謝し、ケアマネとして最後の訪問が終わりました。
ご家族からは、「家で看取れて良かったです。」と安堵な表情、感謝の気持ちを頂戴します。